• 「みどり坂をめぐる歴史探訪」プロジェクトは、みどり坂の歴史を振り返りながら、現在や未来と結びつけることを目的とした取り組みです。
  • このプロジェクトの特徴の一つは、地元の郷土史研究家である松本尚武氏が長年にわたり収集・研究してきた貴重な資料を基に、社協ボランティアの佐野敏行氏が編集を担当している点です。単なる過去の振り返りではなく、歴史を現在や未来へと活かす視点が重視されています。松本氏は、瀬野川流域の古文書や地図、地域の人々からの聞き取りを通じて、貴重な歴史資料を蓄積してきました。その資料を活用し、地域の歴史をわかりやすく伝える記事が作成されています。
  • 記事のテーマは多岐にわたり、明治時代の地図や古墳時代の遺跡、山陽道の往来、鉄道や機関区の歴史、神社仏閣の人々の交流、さらには長者門や三ツ城といった城跡の存在など、みどり坂の歴史的背景を多角的に探ります。また、昭和初期に俳人・種田山頭火がみどり坂を訪れた記録も取り上げられ、彼の俳句や日記を通じて当時の地域の風景や暮らしが鮮やかに蘇ります。
  • このプロジェクトを通じて、みどり坂の歴史を知ることは、現在の暮らしを豊かにし、未来の地域づくりに活かすための貴重な手がかりとなります。地域の人々が自らのルーツを知り、郷土に誇りを持つきっかけとなることを期待しています。